お子さんに対する歯列矯正が多く行われていますが、なぜ子供のうちに矯正治療を行うのが良いとされているのでしょうか。そのメリットや注意点についてまとめてみました。
子供の矯正治療は、あごの骨が成長して乳歯から永久歯へ生え代わりが始まる、6歳ごろから始めるのが一般的です。
まれに3歳児検診の際、受け口など噛み合わせの不具合が認められ、マウスピースのような矯正装置で治療を行うこともありますが、ワイヤー矯正などスタンダードな矯正法は6歳前後から始めることが多いようです。
この時期から始めると、上あごと下あごのバランスや、あごと歯の大きさのバランスを整えることが、比較的スムーズに行えます。成長に合わせてあごの骨を広げられるので、抜歯をしなくても歯をキレイに並べることができるわけです。
歯とあごのバランスを美しく作り上げるには、早期からの治療がより効果的です。
子供のうちに矯正治療を行うことで、あごの成長や歯の抜け代わりをコントロールできるだけでなく、様々なメリットが考えられます。治療期間中は、ブラッシングを注意して行ったり、定期的に歯科へ通院する必要があるので、歯のケアをきちんと行う習慣づけができることも利点のひとつです。
小児矯正のメリットをいくつか挙げてみましょう。
大抵の症状は、大人になってから治療を受けることもできます。ただ、次のようなケースでは、あごの大きさやバランスを調整する必要があるため、骨の成長が止まる前に矯正治療を受けておいた方がいいと言われています。
気になる方は、お子さんの歯の状態をチェックしてみましょう。
子供の矯正治療にはメリットがたくさんありますが、注意しなければならない点もいくつかあります。あらかじめ知識を深めておくことでリスクを回避することも可能ですから、お子さんの治療をスムーズに進めるために、ぜひチェックしておいてください。
費用 | 65万円~ |
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期間 | 半年~ |
費用 | 55万円~ |
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期間 | 1年~ |
費用 | 110万円~ |
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期間 | 2年~ |
◆歯科矯正治療の費用と期間について
矯正歯科の平均的な費用は80~120万円、期間については平均2~3年と言われています。
症状やクリニックによって費用・期間ともに変動しますので、一度問い合わせてみることをおすすめします。
◆副作用について
矯正中は虫歯や歯周病、装置の接触による口内炎などにかかりやすくなる可能性があります。
また、金属の装置による金属アレルギーなどの恐れもありますので、不安な点についてはクリニックへご相談ください。